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症状から探す

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大腸ポリープ

2024.02.16

大腸ポリープは、大腸内壁にできる粘膜の腫れや隆起のことを指します。大腸ポリープは通常は良性ですが、一部の場合にはがん化する可能性があります。
大腸ポリープがあっても自覚症状がほとんど無いため、多くは内視鏡検査によって偶然発見されます。
大腸ポリープが大きくなったり、多数ある場合、あるいはがん化している可能性がある場合には、問題となることがあります。

 

症状

大腸ポリープには、一般的には症状がほとんど現れませんが、以下のような場合には症状が現れることがあります

 

〈大きなポリープが直腸や肛門近くにある場合〉

  • 便秘
  • 血便

 

〈複数の大きなポリープが存在する場合〉

  • 腹痛
  • 腹部不快感

 

〈大腸ポリープががん化している場合〉

  • 腹痛
  • 腹部の腫れ
  • 体重減少
  • 貧血

 

これらの症状が現れた場合、大腸ポリープががん化している可能性があるため、早めに医師の診察を受けることが重要です。

 

 

原因

大腸ポリープの主な原因は、遺伝的要因や生活習慣、食事などが関与します。特に、食生活の乱れや高脂肪食、喫煙、肥満、運動不足などがリスク要因とされています。また、遺伝的な家族歴も大腸ポリープの発生に関連しています。

 

治療方法

・内視鏡的切除
内視鏡検査中に、見つかった場合に、ポリープを直接摘出します。小さなポリープや良性のポリープに適しています。

 

・大腸切除術
ポリープが大きい場合やがん化の危険性が高い場合、大腸全体を摘出する手術が必要となることがあります。

 

他に、特殊な光を使用してポリープを凝固させる治療法や、小さなポリープや良性のポリープの場合、定期的に経過観察をし、すぐに切除を行わない場合もあります。
治療法はポリープの性質や大きさ、患者様の状態に応じて個別化されます。