禁煙をお勧めします

喫煙は、肺癌だけではなく、肺気腫や虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)などの病気を引き起こす元となっていることは、皆さんもご存じのことと思います。
禁煙により、こうした病気の予防、およびリスクの軽減が期待できます。
また、タバコは本人だけでなく、「受動喫煙」により喫煙者以外の人の健康にまで悪い影響が及ぶことが知られています。
そして、「受動喫煙」の影響を一番受けやすいのは、同じ家で生活しているご家族でしょう。
喫煙者本人はもちろん、大切なご家族のためにも、禁煙をお勧めいたします。

喫煙習慣は一種の薬物依存

タバコをやめたいのにやめられないのは「ニコチン依存症」という病気です。
ニコチンは脳に強い快感が得られ習慣性を持たせるものであり、その他の薬物依存と同様に『依存症』をきたすことにあります。
意志の力だけでは禁煙に成功するのが難しいとされている所以です。
禁煙外来で処方する飲み薬による治療は成功率が高く、条件に合えば健康保険も適用でき、禁煙の成功率は大きく高まります。

ニコチンを含まない禁煙補助薬

チャンピックス(飲み薬)

「ニコチン切れ症状」(イライラ感や焦燥感など)を軽減するほか、タバコをおいしく感じにくくします。
禁煙開始予定日の1週間前から服用し始めます(1日2回食後にコップ1杯程度の水またはぬるま湯で服用)。
飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目に禁煙を始めます(タバコを自然に吸わなくなったような場合は、8日目を待たず、早めに禁煙に入ります)。
服用期間は通常、合計12週間です。
途中で服用をやめたりせず、医師の指示どおりに服用を続けてください。

健康保険で受けられる禁煙治療

禁煙治療は、現在では健康保険が適用されており、患者さんの負担も軽くなりました。
健康保険を使った治療費用は、12週間で自己負担額(3割として算定)2万円程度、1日あたり250円以下です。