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閉塞性黄疸

2024.04.26

閉塞性黄疸は、肝臓から胆道、または胆嚢までの胆汁の流れが何らかの理由で妨げられることによって起こる黄疸の一種です。通常、胆汁は肝臓で生成され、肝臓から胆管を経由して腸管に排出されます。しかし、胆道や胆嚢の閉塞や狭窄、結石、腫瘍などによって胆汁の流れが阻害されると、胆汁中のビリルビンが体内に蓄積し、皮膚や白目が黄色くなる症状が現れます。

 

症状

  • 皮膚や白目の黄色化
  • 尿の色が濃くなる
  • 便の色が薄くなる
  • 腹部の痛みや腫れ
  • 発熱

 

原因

胆石、膵臓や胆嚢の腫瘍、胆道の狭窄、外傷、感染症などが考えられます。

 

検査方法

閉塞性黄疸が疑われる場合には、ただちに腹部超音波検査を実施します。

 

治療方法

閉塞性黄疸を起こしている原因によってさまざまです。
総胆管結石(総胆管内に胆汁成分が固まって結石が形成され、胆汁の流れを妨げます。)であれば、内視鏡的に結石を取り除きます。
がんであれば手術を行いますが、手術が不可能な場合は、胆管のつまっている場所に金属の管を入れるステント留置などを行います。
閉塞性黄疸の症状を改善するためには、つまった胆管の中の胆汁を外に出すドレナージという方法を用いることがあります。