すい炎
2022.04.03すい臓は胃の後ろに位置し、左右に細長い形をしており、食べ物の消化に必要な消化液を分泌したり、血糖値の調整をする役割をになっています。
慢性的なすい炎になると徐々にすい臓の機能が弱まり、糖尿病を発症しやすくなります。
症状
- 上腹部の痛み
- 背中の痛み
- 吐き気
- 嘔吐
- 発熱
- 下痢
- 体重減少
原因
男性は主にアルコール、女性は胆石が原因と言われることが多くあります。
アルコールをよく飲む方は、急性すい炎を起こしやすく、飲む量が多い場合にはリスクはさらに高まります。
胆石とは
肝臓で脂肪やたんぱく質の消化を促す胆汁という消化液が作られ、肝臓から胆のうに蓄えられます。この胆汁が胆管で固まってしまったものが胆石です。
食生活が欧米化したことで脂肪の摂取量が増え、胆石ができやすくなり、胆石症になる日本人の患者様が増えています。
治療方法
急性すい炎が軽症の場合は入院などですい臓を安静に保ち、痛みを和らげることで1週間ほどで完治します。
重症の場合は集中治療で全身管理が必要となる為、長期の入院が必要になります。絶食や腸管への栄養補給、薬物療法により治療をします。