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症状から探す

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大腸がん

2022.04.03

大腸がんは生活習慣に大きく影響を受ける病気です。

日本人は近年、食の欧米化により牛肉や豚肉などの脂肪分の高い赤身肉を食すようになりました。赤身肉は動物性脂肪が多く含まれることや赤肉に含まれるヘム鉄が活性酸素を生み出し、がんのリスクを高めると考えられています。ハムやソーセージなどの加工肉もこれらが多く含まれます。
さらに飲酒により大腸がんになるリスクは引き上げられ、欧米人より体格が小さい日本人はアルコールの代謝に時間がかかり、飲酒の影響を強く受けます。

このように食の欧米化や飲酒、喫煙、ストレス等の日本人の生活習慣により、日本人は大腸がんになりやすいとされています。

 

症状

大腸がんの症状には、血便や下痢・便秘を繰り返す、お腹の張りなどが見られますが、これらの症状が出ている場合はすでにがんの状態が進んでいることが多くなっています。

 

  • 血便
  • 下痢や便秘を繰り返す
  • お腹の張り
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 体重減少

 

原因

食生活の欧米化による動物性たんぱく質や脂肪分の取りすぎ、肥満、喫煙・飲酒習慣、運動不足などがあげられます。

また遺伝的な要因も関係しています。

 

大腸がん検診

大腸がんの検査では、「便潜血検査」や「大腸カメラ」などを行います。

大腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動する際に便と組織が擦れて血液が付着するため、便に血が混じっていないかを調べることができます。
大腸カメラでは内視鏡を使い、出血をしていない早期のポリープやがんを見つけることができるため、病気の早期発見に繋がります。

 

便潜血検査

便の中に血液が混じっていないかを調べる検査です。通常、便に血液は含まれませんが、ポリープや大腸粘膜からの出血がある場合、この便潜血検査で陽性となります。
目に見えない微量の血液をもこの検査では発見することができ、陽性となった場合、さらなる精密検査を行い、原因を特定します。

大腸カメラ

大腸カメラは検査の精度が高く、便潜血検査で陽性となった場合には精密検査として大腸カメラ検査が実施される場合がほとんどです。
肛門から細長いカメラを盲腸に達するまで入れていき、内視鏡を徐々に抜きながら腸内を隅々まで観察していきます。ポリープや癌を疑うような病変があった場合、検査と同時にポリープの切除を行うこともでき、必要に応じて病変の組織を一部採取することも可能です。