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食道アカラシア

2022.04.03

食道アカラシアとは

口から入った食べ物は、食道のぜんどう運動と萎縮運動により胃へ運ばれます。

食道の下部には「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」という部分が存在し、普段はきゅっと締り、胃から食道に飲食物や胃酸が逆流するのを防いでいます。

食道アカラシアはこの下部食道括約筋の弛みの機能が損傷されているため、飲食物が食道の下部にとどまったまま胃の中に入っていかない状態となっています。食道のぜんりつ運動も障害されるため、食べ物が飲み込みにくい、胸のつかえ感、逆流や嘔吐などの症状がみられます。

食道アカラシアは珍しい病気で、現時点で原因は不明とされています。

 

症状

  • 胸の痛み
  • 食べ物を飲み込めない
  • のどのつかえ感
  • 嘔吐
  • 誤嚥による肺炎

 

治療方法

下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)を緩めてあげることが症状改善につながります。

外来での治療は基本的に内服薬のみですが、内服薬での効果は限定的で改善しないことのほうが多いです。

大学病院などの専門施設で治療が可能な場合がありますので、必要な場合には紹介をさせていただくこともあります。