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大腸憩室炎

2023.08.29

大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)は、大腸の壁にできた憩室(けいしつ)と呼ばれる小さな袋状の突起が炎症を起こす状態を指します。
憩室は袋状で、一般的には指の先から数センチメートル程度の大きさです。
主に大腸の壁に形成され、特に大腸のS字部や結腸に多く見られます。
通常は無症状ですが、憩室が炎症を起こしたり感染したりすると、痛みや不快感、下痢や便秘などの症状が現れることがあります。これが「大腸憩室炎」と呼ばれる状態です。

 

症状

  • 腹痛
  • 発熱
  • 下痢
  • 便秘
  • 腹部膨満感
  • 吐き気や嘔吐

 

原因

食物や便が消化管を通る際にかかる圧力で、消化管の壁に負担がかかりすぎることがあります。それによって壁の部分に弱点が作られ、この弱点が周囲の組織によって外側から押し出され、袋状の形状を持つ憩室(けいしつ)となります。
憩室は、一般的には健康な人でも生じることがありますが、一部の人は遺伝的な要因や生活習慣の影響を受けて憩室が多く形成されることがあります。
高齢化や食物繊維不足なども、憩室の形成に関与するといわれています。
憩室自体は一般的には問題を引き起こさないことが多いですが、炎症や感染が生じる場合には注意が必要です。

 

検査方法

大腸憩室炎の診断には、身体診察、血液検査、糞便検査(感染の有無)、腹部X線(大腸造影)、超音波検査、大腸内視鏡検査などがあります。
これらの検査を症状や状態に応じて選択します。
治療方法
大腸憩室炎の治療は、炎症の程度によって異なりますが、通常は抗生物質の投与、炎症を抑える薬物の使用、食事の調整(食物繊維摂取の増加)、安静、適切な水分摂取が行われます。
重症の場合や合併症がある場合は、入院治療や手術が必要となることもあります。
自己判断せず、医師の指導に従って適切な治療を受けることが大切です。

 

治療方法

大腸憩室炎の治療は、炎症の程度によって異なりますが、通常は抗生物質の投与、炎症を抑える薬物の使用、食事の調整(食物繊維摂取の増加)、安静、適切な水分摂取が行われます。
重症の場合や合併症がある場合は、入院治療や手術が必要となることもあります。
自己判断せず、医師の指導に従って適切な治療を受けることが大切です。